リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)のひとつにDB2というデータベースがある。これは、IBMが開発したデータベース管理システムである。DB2は、Windows、UNIX、Linux、z/OSなど幅広いプラットフォームに対応している。また、現在ではオブジェクトデータも管理できるようになり、ORDBMSとしても利用されている。ORDBMSとは、オブジェクトリレーショナルデータベース管理システムのこと。RDBMSでは、事前に定義されたデータ型を扱うが、ORDBMSでは、利用者がデータ型とメソッドを自由に定義してデータベースを開発することができる。

DB2は、リレーショナルデータベース管理システムとしてだけではなく、オブジェクトデータ管理システムとしても成長を遂げている。そこには長い歴史がある。DB2が初めてリリースされたのは、1983年のことである。当時は、メインフレームで動作するデータベース管理システムであった。IBMのデータベース開発で特筆すべきは、データベース言語の開発である。SQLと呼ばるデータベース言語は、研究目的で開発され、DB2のもとにもなっているSystemRと呼ばれるデータベースを操作するための言語として開発された。開発当時は、SEQUELと呼ばれていたデータベース言語も、のちにSQL言語と名称が変更され、現在データベース操作言語として定着している。

現在は、多くのリレーショナルデータベース管理システムが製品化されている。DB2の他には、OracleやMicrosoftSQLServer、Sybase、そしてオープンソースでは、PostgreSQLやMySQLなどが有名である。中でもOracleとのトップシェア争いは激しい。大規模データベースの分野だけでなく、中規模データベースの分野でも、トップを争っている。z/OS(メインフレーム)プラットフォームでは、DB2の勢力が強いようである。高い信頼性と拡張性に定評があるDB2は、今後も注目である。